二之丸史跡庭園は、松山城本丸を防備するために作られた松山城のふもとにある施設。恋人の聖地としても知られ多くのカップルが訪れます。
最寄り駅は伊予鉄道市内電車「県庁前駅」と「大街道駅」。
近いのは県庁前駅ですが、大街道駅の場合は、駅前のスクランブル交差点をロープウェイ街側に渡り、すぐに左折。
「坂の上の雲ミュージアム」の青い看板が見えてくるので、そこからさらにまっすぐ西に向かって歩きます。
3分ほどで右手に見えてくるのが愛媛県庁。
その愛媛県庁横にある議事堂の角を右折すると、
二之丸史跡庭園の登り口が見えてきます。
登り口入口にある開園時間の案内。季節によって閉園時間が違うのでご注意を。
そしていよいよ坂を上って行きます。
ほどなくして「誠心」の石碑。
その近くにまた石碑があり、どうやらここに中学校があったとのこと。おそらく先ほどの石碑はその名残なのですね。
南門を見上げます。
多聞櫓が見えてきました。
二之丸多聞・出入口です。とても重厚な門構え。
出入口を抜けるとすぐに階段があるので、突きあたりを右に曲がります。
この門を抜けると入場券販売所があります。
入場券販売所にみかんのお接待がありました。この庭園で栽培されたポンカンとのこと。みずみずしいですね。
庭園に入るとすぐに庭園にマッチした聚楽亭がありました。
そのそばには手入れされた大小の植栽。
当時の二之丸の部屋の間取りを再現し、そこに水が流れる「奥御殿跡流水園」です。穏やかな水面が美しいですね。
ちなみに、案内板によると「全国のプロポーズにふさわしいロマンティックな場所」としてNPO法人地域活性化支援センターより「恋人の聖地」に認定されたとのこと。
庭園整備前の発掘調査で男女の名前の彫られたロシア硬貨が発見され、国境を越えたロマンスの証だと言われているそうです。
こちらは露岩や背景に池や滝を配した「林泉庭」。「わび」「さび」を表現しているのだそうです。とてもしっとりと落ち着いた雰囲気です。
そして再現された当時の間取りに、かんきつ類や四季折々の草花を植えた「表御殿跡 柑橘・草花園」。
いろいろな種類のかんきつ類が栽培されていて、季節がちょうどみかんのできる頃。黄色からオレンジの色のグラデーションがきれいでした。
とても色鮮やかです!
無骨な感じのデコポンですね。おいしそうです!
大井戸遺構。
当時の防火用水と思われるとのこと。発掘によって発見されたそうで、東西18m・南北13m・深さ9m。覗き込むとその大きさに圧倒されます。
四足門です。この門の向こうは松山城天守に向かう黒門口の道です。
庭園内には腰かけて休める場所がいくつかあり、自動販売機もありました。
ちなみに右上に貼ってあるのは恋人の聖地らしく愛を誓い合ったお二人のメッセージだとか。お互いに送りあったメッセージにほっこりします。
二之丸史跡庭園をゆったり散策しながら歴史と、恋人の聖地としての愛を感じてみてください。
- 料金:200
- 営業時間:9:00~(時期により閉園時間は異なる)
- 定休日:12月第3水曜日
- アクセス:市内電車「県庁前駅」から徒歩5分
- Web:https://www.matsuyamajo.jp/ninomaru/