松山

【松山】国の重要文化財「萬翠荘」でネオ・ルネサンスを感じる

萬翠荘(ばんすいそう)は、1922年(大正11年)旧松山藩主の子孫、久松定謨伯爵の別邸として建てられた本格的フランス・ルネサンス様式の洋館。

戦火を免れ、当時のまま残っており、国の重要文化財に指定されています。

最寄駅は伊予鉄道市内電車「大街道駅」

大街道

最寄り駅である大街道駅から萬翠荘までは徒歩3~5分ほど。大街道駅で電車を降り、スクランブル交差点を電車の進行方向左側の「ロープウェイ街」方向に渡ります。

歩道

スクランブル交差点を渡って左手の歩道を三越と並行に(西に向かって)歩いていくと…

青い看板

青い看板が見えてくるので右折します。

1本道

1本道が見えてくるので突き当りまで進むと

入口

萬翠荘の入口に到着です。

管理人室

入口門をくぐると、右手に萬翠荘とともに国の重要文化財に指定されている管理人舎があります。

行き方5

入口から建物まではスロープになっていて車も通行できるようになっていました。

緑と舘

萬翠荘までの道は植栽の管理がされていて、心地よいお散歩コースです。しばらく歩くと右手に目的の萬翠荘が見えてきました。

まるで神戸異人館のような雰囲気

正面

萬翠荘に到着。まるで神戸異人館のような美しい洋館です。入口からここまで坂道ではありますが、あまり傾斜はきつくなくゆっくり上ってこられます。

正面

この建物は地上3階、地下1階。屋根はうろこの模様がほどこされており、「ネオルネッサンス様式」と呼ばれる拡張高い様式で、愛媛県で最も古い鉄筋コンクリート造りの建物です。

車寄せ

車寄せからの眺めです。建物の中に入ります。

玄関

格調高く、細やかな細工がされた入口です。

1階観覧は無料、2階は300円

萬翠荘は1階のみの観覧なら無料になっています。2階は300円の入園料が必要です。

階段

建物の中に入ると、すぐに目に入ってくるのがこの階段。階段の手すり、ポールすべてに細工が施されていて、何かのドラマに出てくるような感じです。赤い絨毯も雰囲気あります。

ステンドグラス

近寄って見上げると見事なステンドグラス。そこから差す光を見ると一気にタイムスリップしたような気持ちになります。

ステンドグラス2

見事な色使いです。一つ一つの色は単色でなく、複数の色が混じったグラデーションの色使いで、絵画のようです。しばらく足を止めて見入ってしまいました。

受付

こちらが受付。それぞれのドアにも小さいながらステンドグラスがほどこされています。この2つの柱は岡山の万世石でできているとのことです。とても美しいです。

ゲストルーム

白を基調としたゲストルーム。ドアの上のステンドグラスが美しいです。

マントルピース1

各部屋にはそれぞれにデザインの違った暖炉があり、その上にはベルギー製の大きな鏡。姿を見るためではなく、部屋を大きく見せるためのもの。当時鏡を平面にする技術はベルギーにしかなかったそうです。

階段

2階への階段、この手すりは継ぎ目のない一本木。下に見えるのは雑貨販売コーナーですが、この萬翠荘の雰囲気に合うものをこだわって集めている感じがします。

天井

高い天井です。隅にも細かな細工がされています。

ステンドグラス3

2階居間入口です。こちらも上にステンドグラスがほどこされていました。

マントルピース2

こちらは2階の居間。丸い鏡と暖炉がステキです。絵画は昭和天皇。この萬翠荘の完成直後、昭和天皇が皇太子時代に滞在したそうで、その後も皇族の滞在場所や社交場となったそうです。

バルコニー

バルコニーには出られませんでしたが、窓から写真を撮りました。バルコニーからの庭園の眺めもとてもステキな雰囲気です。

マントルピース3

こちらの鏡も趣があります。周囲の木枠も手掘りで重厚感がすごいです。

ガラス

窓ガラスは立体的なガラスで、凝ったつくりになっています。

定謨

久松定謨。第15代松山藩主です。

定謨

当時久松定謨に関係した人物たちです。正岡子規や秋山兄弟もいます。日本の近代化がここからはじまっていったのだなと感じました。

ネオルネサンスの建築の粋に触れ、また、お庭の美しさにも心穏やかになる「萬翠荘」。松山城からも近く、アクセスもしやすいですので、ぜひ訪れてみてください。

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多田景子
多田景子
訪れた土地での発見、人とのふれあい、様々な経験で自分自身がいくつになっても更新されていく喜びを感じています。旅の楽しさは何通りもありますが、皆さんに役立つ情報をお届け出来たらうれしいです☆