坊っちゃん列車は明治21年から67年運行された蒸気機関車を再現した列車です。レトロで重厚感あふれる列車は一度は乗って見る価値大!
今回は松山市駅から道後温泉まで乗車してきたのでレポートします!

松山市駅の目印は伊予鉄高島屋。

まずは伊予鉄高島屋の中に入ってチケットを購入します。

すぐにコンビニがあり、

その隣が伊予鉄チケットセンターです。坊っちゃん列車のチケットのほか、各県に向かう高速バスなどのチケットなども購入できます。

坊っちゃん列車のチケットをGET!料金は大人800円です。
今回はチケットセンターで購入しましたが、ふと坊っちゃん列車に遭遇し、その場で乗りたくなった場合は坊っちゃん列車の車掌からもチケットを買うことができます。

駅構内を出て、駅前の横断歩道を渡ります。

横断歩道を渡ると坊っちゃん列車乗り場に到着です。

この日は平日でしたが、土日祝日は一便多く運行されています。席数は30で満員になれば乗れないそうです。

坊っちゃん列車が構内に入ってきました。これから方向転換を行うようです。後ろの客席と前側の機関車が離され、機関車が方向転換します。

線路を斜めにバックしました。

車掌さん二人で機関車をぐーっと回し始めました!車両が少し持ち上がったような気がします。

大人二人での方向転換は大変そうではありますが、ポイントの下に何か仕掛けがあるのか・・・慣れた手つきです。

方向転換が終わり一番端のレーンに入った機関車に客車をつなげます。人力で押していますが毎回これだと重労働ですね(笑)

無事機関車とつながりました!

方向転換も終え、乗り場に坊っちゃん列車が入ってきたところで、閉じられていた乗り場の扉が開きました。乗車券にハサミを入れてもらい切符は記念に持ち帰ることができます。
発車まで列車を自由に見学可能。

まずは客車に入ります。

客室内です。当時の客室に限りなく近く再現しているそうです。木のぬくもりがありますね。

天井です。電車でいえば吊革のところも木の棒でできています。

発車まで時間待ちの坊っちゃん列車。スタンバイOKです。

機関車内ものぞいてみました。

後ろの客車から前の客車にも移動は自由です。当日は乗客が少なく、どちらも3人ほどしかいませんでした。

いよいよ出発です。坊っちゃん列車の停車駅は全部で7つ。今回は松山市駅から道後温泉まで乗車します。

出発しました!「ポッポー!!」と汽笛の音が誇らしげです!客車に車掌さんが入ってきて坊っちゃん列車の歴史を少しの間お話ししてくれました。
停車駅が近くなると、その都度客車に入って知らせたり、下車をする乗客の確認をします。それ以外は基本的に外のデッキにいるようです。寒い時期も暑い時期も大変ですね。

デッキから見える愛媛県庁。

窓から見た大街道のアーケード。

車窓からの道後・湯築城。まもなく終点・道後温泉駅です。

坊っちゃん列車が道後温泉駅に到着しました。到着の余韻もそこそこに列車はあるところに向かいました。

列車が向かったのは車庫。そこで早速方向転換をはじめていました!方向転換を見ながら気がついたことですが、車庫と道路の間の仕切りの支柱、なんと線路でできています。鉄のオブジェみたいで趣ありますね!

新旧市内電車が見守る中、無事に方向転換決まった感じです!

その後、後ろの客車も整い、あらためて道後温泉駅に登場!貫禄があります!道後温泉駅とマッチしていて素敵です。
レトロな坊ちゃん列車に乗って道後温泉へ行く旅は無事終了。
普通の市内電車と比べると大人800円と高いですが…

松山市駅が入っている伊予鉄高島屋屋上の観覧車「くるりん」が無料で乗れる(通常ゴンドラのみ)というお得な特典もついています(くるりんの料金は700円)!
ぜひ坊ちゃん列車に乗ってお得に道後温泉を訪れてみてはいかがでしょうか。

坊ちゃん列車は点検があり、不定期に運休する便が出ることがあるので、事前に伊予鉄道のHPで確認されることをおすすめします。
今回の旅では松山市駅からの乗車で乗客がほとんどいませんでしたが、道後温泉からの乗客はたくさんいました。
坊ちゃん列車は便や席の予約をすることができませんが、道後温泉駅では構内チケットセンターで朝8:30から各便の整理券を配っているとのことですので、便利に使うとよいですね。
チケットセンターが終了した夜間でも翌日の残席状況が掲示されていたので、目安にできます。