道後温泉の近くには、数々の国宝や重要文化財をもち、四国八十八か所霊場の51番札所でもある「石手寺(いしてじ)」があります。
道後温泉からは徒歩20分ほどの距離ですが、道後温泉駅前からバス(伊予鉄バス⑧番線/石手寺行き)でアクセスすることも可能です。便は早朝をのぞき1時間に3便。所要時間は約6分ほど。
便は早朝をのぞき1時間に3便。所要時間は約6分ほど。
寺の入口に入るとすぐに目に入るのは「衛門三郎像」。四国遍路のはじまりとされる伝説の中の登場人物だそうです。
衛門三郎像を過ぎるとすぐに石畳の道があり、愛媛県特産の砥部焼などのカラフルな土産物屋が目に飛び込んできます。
さらに歩くと食事処や甘味処もありました。
反対側にも食事処があります。
さらに石畳の道と売店が続き、数珠や扇子、遍路グッズなどを売っていました。
長い石畳の道を抜けるとひときわ大きい門が迎えてくれます。
国宝・仁王門です。
仁王門をくぐると重要文化財の三重塔があらわれました。
そして山門右側にある重要文化財の鐘楼。こちらは重要文化財なので、住職しか鐘をたたけないそうです。
鐘楼の前にはたくさんの線香がさされていました。煙が白くあたりに漂って何だか雰囲気があります。
こちらは山門左側にある鐘楼。誰でもたたくことができます。
納経所です。奉納された大提灯が印象的。たくさんのろうそくに祈りの灯がともされていました。
そしていよいよ重要文化財の本堂です。石段前の巨大な三鈷杵が印象的。ここでお参りをし、旅の安全を祈りました。
重要文化財の護摩堂です。室町時代のものだと言われています。質素なようでじっくり見ているとじみじみ趣を感じます。
こちら大師堂。四国八十八か所巡礼の白装束の人たちが般若心経を一心にとなえる姿が印象的でした。
石手寺には四国八十八か所の砂を集め、これを撫でることで参拝の代わりにできるブースがありました。
すべてを参拝するには日数も、体力も必要ですが、これなら時間や体力がない人でも大丈夫ですね(笑)
また、石手寺の裏門には「お山四国八十八箇所」もあります。ひとつひとつのお地蔵さまが札所になっていて、八十八箇所めぐりができます。
所要時間は約1~2時間ほど。少し体力的に自信がある人におすすめです。
ちなみに、裏門の頂上にはとても巨大な弘法大師像もあります。
高さは16m、重さは50トンもあるそうです!
国宝や重要文化財があり、長い歴史をたどってきた石手寺。道後温泉と一緒にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
- アクセス:道後温泉駅から伊予鉄バスで6分
- Web:https://nehan.net/