前々から憧れていた四国カルストにようやく行ってくることができました。「行くなら紅葉が広がる秋に!」と決めていたので、タイミングがとにかく難しくて。
なにしろ標高差があるので、ふもとは秋づいていなくとも、山頂はすでに紅葉が終わっているなんてことも考えられます。11月上旬、天気予報をみるに、この日しかないという日に出発しました。
国道440号線は道幅も広く、非常に走りやすくて、幸先の良いスタートとなりました。
この登坂車線手前辺りから左に入っていくのが一番楽なルートと聞いたのですが……。
※ミラーの下に「四国カルスト方面」と案内あり
幸先が良かったのはここまで。少し進むと一車線の険しい山道に突入です。この先も曲がりくねった道が続きます。
ガードレールがあるだけまだいいと思えてくる、四国の山道。
初めは緑が生い茂っていたというのに、上るにつれて、景色が秋めいてきます。
結構上っても、カルストはあまり見えてきません。道はあっているのかなと少しづつ不安になってきます。
地芳峠に着き、さらに先へ進みます。ここでもまだカルストは一欠片も見えず。
と、今まで森の中を進んできて、山頂へきて一気に視界が広がります。いきなり現れた四国カルストは雄大そのもの。
愛媛県側はカルストの平原が広がり、
高知県側はどこまでも続く山並みが広がっています。(※パノラマ写真は画像をクリックすると大きな画像が見れます)
手つかずの自然が残る四国の山々に、雲の隙間から日が差し込んでいます。
宿泊施設とレストランを兼ねた姫鶴荘。
近くにはバンガローもあり、こちらに泊まることもできるのかな?
愛媛県と高知県の境にあり、このような境界線が敷かれています。
白い石灰岩に覆われたカルストの台地。
観光用の道が整備されているので、歩いて近くまで行くことができます。
二基の風車は風にあおられ、力強く回っています。
この日は風が強く、牧歌的な雰囲気というより、山頂の険しさが伝わる日でした。
普段はカルストに放牧されている牛たちも、今日は牛舎にでもいるのでしょうか、あまり見かけず。牧場の方に数匹見かけることができました。
雄大なカルストの台地とそこに佇む風車。
残念ながら山頂付近にはあまり紅葉がありませんでしが、晩秋といった雰囲気で、少し切ない気分に浸れました。