2017年11月に道後温泉の第4分湯場(ぶんとうじょう)が新築されました。
この分湯場では源泉がくみ上げられる様子が見学でき、くみ上げたばかりの源泉をその温度のまま手湯として触ることができます。
第4分湯場の場所は道後温泉駅の北側。
駅から歩いて約1分ほどの稲荷神社の境内の中にあります。
境内の周りにある名前の入った石はかなり年季の入ったもので、現代でもおなじみのお店の名前もあります。歴史のある神社に見守られている感じがしますね。
分湯場からは、道後温泉駅奥で電車やバスが時間待ちをしている車庫が見えます。
エントランスにはちょっと変わったマークがランダムに飾られていました。
これはきっと白鷺の足跡ですね。
建物正面右側に黒い置物が見えます。
源泉に手を触れられる手湯です。
ここで源泉をくみ上げていて、そのくみ上げたお湯を手湯として触ることができる道後温泉唯一の場所なのだそうです。ちなみに温度は50度!
実際に手湯に挑戦してみましたが、50度前後とあって、さすがに熱いです。我慢できない熱さではなく、手の先がみるみる血行がよくなり赤味を帯びてくる感じです。
泉質は美容にも良いと言われるアルカリ性単純泉で源泉かけ流し。お湯の中で手をこするとすべすべの手触りです。
この分湯場の良いところは手湯だけではなく、見学窓から温泉をくみ上げる様子を見ることができること。
実際に覗いてみると、勢いよく温泉がくみ上げられる様子が見えました。なんとなくこんこんと沸いているというイメージがありましたが、もうありったけくみ上げているというスピードです。
考えてみると、それくらいでないとこの道後温泉街では供給間に合わないですよね(笑)
ちなみに、道後温泉の分湯場は第4分湯場以外に3ヶ所あります。源泉の手湯体験ができるのはここだけなので、電車の待ち時間などに訪れてみてはいかがでしょうか。
- アクセス:道後温泉駅から徒歩1分(隣)