道後七郡総鎮守の役目を持ち、歴史の時々に役目を果たしてきた伊佐爾波(いさにわ)神社へ行ってきました。
道後温泉駅を出て駅前の緩やかな伊佐爾波坂を上がっていきます。
途中、湯神社や老舗旅館ふなやの前を通り、鳥居をくぐります。
ゆっくり歩くと10分ほどで伊佐爾波神社の石段前に到着しました。看板に「道後七郡総鎮守」と書いてあります。
この道後七郡というのは、今でいう愛媛県を東と南またその間と3つの地域に分けたところの一つ、中予地方のことのようです。
伊佐爾波神社の由来が詳しく書かれています。正式な年数は書かれていませんが、1000年以上の歴史があるようです。
見事な石碑です。
狛犬のお迎えをうけました(笑)
さあ!これから本殿に向けて登って行きます。
石段の数から想像して、途中一休みが必要かなと思いましたが、段の高さがゆるやかで、一気に登ることができました(途中ひとやすみする所はあります)。
石段の数は130ちょっと。登り終えたあとの振り返った景色は達成感があります。
御手水で手や口を浄めます。
楼門のお出迎えです。朱色が鮮やかで見事です。ここ伊佐爾波神社は京都の石清水八幡宮と、大分の宇佐神宮とで全国に三例しかない八幡造だそうです。
案内板に書かれた重要文化財の宝物一覧です。本殿は朱色と緑の差し色がきれいでした(写真は遠慮しました)。
そして重要文化財の建物の一覧。伊佐爾波神社は本殿、申殿、廊下、楼門、廻廊が国の重要文化財に指定されています。建物のほとんどですね!
楼門から広がる回廊です。
長いです。その上の瓦葺が歴史を感じさせられて立派です。
回廊の格子から境内の様子が伺えます。
四方から本殿を囲むかたちになっていますね。
楼門と回廊には、カラフルな飾り彫りが施されていて思わず見入ってしまいました。
神社裏には一遍上人ゆかりの宝巌寺に通じる道が整備されています。
近いのでぜひ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
巡り終えて、石段を下りる前にもう一度、伊佐爾波坂を道後温泉駅の方向に眺めてみました。見晴よい景色に、心がすっとしました。
道後温泉を訪れたらぜひ立ち寄ってみてください。
- アクセス:道後温泉駅から徒歩5~10分
- Web:https://isaniwa.ddo.jp/