大手旅行サイト「女性一人旅に人気の温泉地ランキング」で堂々1位の道後温泉。
今回はレトロな坊っちゃん列車に乗って、新しくできた道後温泉の外湯や、道後出湯の守り神、そして道後のある松山市のパノラマの景色を高見から見物したりと、むだなく巡るモデルコースをご案内します。
9:00…坊っちゃん列車チケットを購入
今回の旅の始まりは松山市駅。
まずは駅構内のチケットセンターで坊っちゃん列車の乗車券を購入します。
料金は大人800円です。
坊っちゃん列車のチケットを買うと、もれなく「くるりん」に乗ることができます。くるりんは松山市駅が入っている伊予鉄高島屋屋上にある大観覧車です。
乗車券800円にくるりんの乗車券が(700円分)がついてくるのですからとてもお得!坊ちゃん列車に乗る前にムダなく使いましょう!
くるりんの営業は午前10時からなのでオープンを待つ間、近くの坊っちゃん列車ミュージアムで坊っちゃん列車の歴史などを見学します。
9:10…坊っちゃん列車ミュージアム
坊っちゃん列車ミュージアムは、日本初の軽便鉄道として明治21年に松山を走り始めた坊っちゃん列車をはじめ、松山の鉄道の歴史を学べる施設です。
30分もあれば充分見て回れますが、鉄道がお好きな人なら展示されているレプリカを下から上までじっくり観察したくなるかもしれません!
その場合はこのモデルコースと坊っちゃん列車の時刻表を参考に、時間をずらすなどして楽しんでください。
坊っちゃん列車の発車時間待ちや、調整には隣にあるスターバックスコーヒーが便利です。
10時になったらくるりんへ向いましょう!
10:00…大観覧車「くるりん」に乗車
くるりんがあるのは伊予鉄高島屋の屋上階。シースルーエレベータで9階まで上ります。
乗り場に到着したら坊ちゃん列車の乗車券を係員に見せて、くるりんに乗車します。
乗車時間はおよそ15分。松山市内を高いところから見物できます。
奥に見えるのは松山城。
道後温泉のある松山市、さすがに中心部は建物密集していますね。
観覧車を満喫したら次はいよいよ坊ちゃん列車です。
10:30…坊っちゃん列車に乗車
発車時間にはまだまだ早いですが、少し早めに坊っちゃん列車の停車場(松山市駅)に向かいます。
少し早めにここに来る理由は、坊っちゃん列車の席には限りがあり、客車2両の中で先着順ということと、もう一つは非常に珍しい車両の回転風景を見ることです。
松山市駅は坊っちゃん列車の終点なので、折り返しの運転に備え、向きを変える必要があるのです。車掌さんが2人がかりでゆっくりと方向を転換していきます。
客車を連結して、方向転換完了。この回転風景は乗車20分くらい前に行われるので、早めに到着してぜひ見学してください。この後改札が行われ、発車時刻まで自由に車内を見学できます。
もし時間がとれなくても、道後温泉駅に到着してからもう一度見ることがでるので、そちらもぜひどうぞ!
松山市駅から道後温泉までは3つの駅に停車します。松山城が見える南堀端、松山市の中心部繁華街の大街道、上一万を通ります。
坊っちゃん列車からの車窓の景色を楽しみつつ、列車は20分ほどで道後温泉駅に到着です。
道後温泉駅も終点なので、車庫で列車の手動回転シーンを見ることができますよ。
11:30…湯神社へ行く
湯神社はその昔、地震で道後温泉のお湯が止まったときに、ここ湯神社で祈祷したところ再びお湯が沸き始めたそうで、出湯の守り神と呼ばれている神社です。
道後温泉本館横に湯神社の鳥居があり、
その階段を昇っていくと境内があります。見事な造りの境内です。
また、湯神社は小高い山の上にあり、道後温泉本館を上から見ることもできますよ。
12:15…道後アーケード内「味倉」でランチ
神社でお参りをすませたら、温泉につかる前に味倉で腹ごしらえ。瀬戸内の魚がお手頃な価格で食べられます。
今回は「南予風鯛めし」をチョイス。
天然の鯛刺身を山芋をすったとろろと出汁の中にくぐらせて、ご飯にかけていただきます。
腹ごしらえをすませたら、2017年9月末にオープンした飛鳥乃湯泉で温泉につかりましょう。飛鳥乃湯泉まではハイカラ通りをゆっくり散策しながらがおすすめです。
14:00…飛鳥乃湯泉につかる
3000年の太古の歴史があるとされている道後温泉。
それを意識して飛鳥時代の建築様式を取り入れたという外観です。朱塗の柱が趣ありますね。
入口から大きく広がるロビーです。
この温泉の歴史を感じ、源泉かけ流しの温泉で気持ちよく癒されながら、愛媛県の伝統工芸のアートを感じる、そういうコンセプトになっているようです。
伝統工芸については14作品がこの温泉に披露されているとのこと。見つけてみるのも楽しそうですね。
入浴コースは4タイプ。一番料金が安いのが1階浴室の600円(利用時間60分)。そして一番高いのが特別浴室の2,000円(利用時間80分)です。
特別浴室は、道後温泉本館にある日本にまだ一つしかない皇室専用浴室の「又新殿」を再現した浴室なんだそう。
料金は高めですが、昔の入浴時の衣服を着て当時の入浴方法の体験もでき、テーマパークに来たと思えば納得かもしれませんね。
週末や観光シーズンは満室のことがありますので、確実にと思われる方は電話での予約がおすすめです。
浴室にはすべてボディーソープ・シャンプー・コンディショナー・ドライヤーを完備。もちろん休憩所もありますよ。
坊っちゃん列車に乗り道後温泉界隈を楽しむモデルコースいかがでしたか?
道後温泉出湯の歴史にふれ、ミュージアムや実際の坊っちゃん列車の回転風景など、乗るだけでない列車のおもしろさも味わえます。おまけの観覧車くるりんもなかなかのものです。
また一味違った道後の印象を感じ、滞在を楽しんでくださいね!
- 坊っちゃん列車チケット…800円
- 飛鳥乃湯料金…410円
計1,210円